そして、今に至るのであった。

「シカマル、影真似使えよ。」

「オレはどうすりゃいいんだよ。」

「みんなのためだ。犠牲になれ。」

なんでだよ。とシカマルが嫌な顔をする。

「あそこに隠れようよ。」

チョウジが目の前にある小屋を指差した。

「よし。そうしよう。」

4人で小屋を飛び越えたフリをして、小屋に隠れた。

「おい。もうちょっと寄ってくれよ。」

「いてっ。ふむなよ、シカマル。」

「これ以上、寄れないよ。」

「イルカ先生が来たってばよ。」

4人は手で口をおさえた。

静けさが広まって、外の木が風で揺れる音しかしない。

そこへ足音が聞こえてきた。

「ったく。あいつら・・・、どこいったんだ?」

イルカ先生がキョロキョロして探している。

必死で気配を隠す4人。

「あっちのほうかな。」

イルカ先生が行ってしまった。

赤丸がすきまから顔を出して、外を見た。

「ワン。」と一声。どうやらいないと言っているらしい。

「よし。いなくなったみてぇだぞ。」

とキバが立ち上がる。

「ふ〜、やっとかよ。」

シカマルがのびをした。

「あ〜、息苦しかった。」

チョウジものびをする。

「イルカ先生、結構しつこかったってばよ。」

ナルトが最後に立ち上がった。

「ほんとだぜ。」

キバが後ろを振り向く。

「んで?これからどうすんだよ。」

シカマルがみんなに聞いた。

「そうだね。このままずっとここにいるってわけにもいかないしね。」

チョウジがポテチを開け始める。

「チョウジ、おめぇ言ってることとやってることが全然違うぞ。」

シカマルがチョウジを見て、あきれている。

「まぁゆっくり歩いて帰るか。」

キバの一声で4人は歩いて帰った。

楽しい会話をしながら・・・。

アカデミーに戻ったらイルカ先生にこてんぱんに怒られるのでした。


+ back