ある日、みほちゃんが告白した。

結果はフラれた。

杉元君には彼女が居るんだって。

じゃぁあたしの恋も終わったんだ。

そう思うと、悲しかった。

でも涙は出なかった。

みほちゃんは来なくなった。

引き立て役のあたしの所へ来たってもう意味無いもんね。

あたしは相変わらず杉元君を目で追っていた。


あたしはこんな想いが嫌になっていた。

何かちょっとでも楽になりたい。

そう思って友達に思い切って相談した。

すると、色々とアドバイスをくれた。

まずは杉元君と話せる様になる事。

機会を作ってくれて話せる様になった。

最初は挨拶だけだったけど

一言づつ話せる様になった。

「彼女とはどう?」

そんな話をしてみた。

「彼女なんて居ない。」

それが杉元君の答え。

みほちゃんはあたしに諦めさせる為に

嘘を吐いたんだ。


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